Forest & Music

森と音楽

カプースチンは面白い

カプースチンという作曲家(演奏家でもあります)は、2年前の7月に亡くなりました。彼はウクライナ出身、ロシアで活躍した人でした。

カプースチンの音楽は、クラシックとジャズの融合と言われています。「8つの演奏会用エチュード」と「24のプレリュード」はどちらも大好きで、車を運転する時に、時々聴いています。

譜面を見ると、ジャズっぽいリズムやコード、でもクラシックのように譜面を頼りに作られていて、譜面の音だけだったら再現できそうですが、そのグルーブ感を出すのは難しくもあり、でも面白くもあります。

 

プレリュードが24曲あるのは、ピアノのドからドまで、黒鍵も含めると12のキーがあり、そのメジャーとマイナーで24曲になるのです。これはショパンも同じようにプレリュードが24曲ありますが、ショパンはそれにプラスして独立した前奏曲が2曲あります。

譜面を見てみると、カプースチンショパンも、Cから始まりAm、♯1つのメジャー、マイナー、♯2つのメジャー、マイナー、と5度ずつずれていって、♭の調(キー)になり、Cに戻る手前の♭1つのF、Dmで終わります。

今のカラオケでは歌う時にキーを上げたり下げたり、と自由自在にキーを移動出来ますが、本来はそのキーの持っている雰囲気みたいなものがあって、ピアノだったらGmはGmでE♭はE♭で雰囲気を感じながら弾きたいと思ってしまいます。ジャズは合わせる楽器やボーカルによって、キーを上げたり下げたりしますけれど・・・。

 

最近、練習を始めたのは「8つの演奏会用エチュード 作品40」の中の3番、トッカティーナと呼ばれている曲です。1番プレリュード、2番Reverie、6番Pastoraleあたりも、いつか弾けたらいいなぁと思っています。(いつになるだろうか・・・)

 

 


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(1番〜8番までカプースチン自身が弾いています。5分7秒から3番が始まります)