Forest & Music

森と音楽

実物を見なくてもいい?

先日、家具屋さんをブラブラ見ていて、素敵な無垢の椅子があったので座ってみました。すっとおしりに馴染み、固い座面のはずなのに痛くなくてずっと座っていられそうです。お値段1脚80000万超え!

 

その隣に置いてあった同じく無垢の椅子は2万しませんでしたが、座った瞬間にゴツゴツが伝わってきて、長く座っていられない感じでした。

 

年末年始に宅配の車が走り回っているのを見ると、ネットで買い物をする人が多いことを実感しますが、そのものが持っている質感とか、手触りとか、やっぱり実物を見てみないとわからないことが多いです。メーカー量産の品ならネットで購入しても間違いがないですが、個性的な商品は、ネットで買うのはちょっと冒険。

 

今やネットがなくては回らない生活です。でも、最近流行っている仮想空間は本当に必要な世界なんだろうかと心配になります。アバターで会議をやったりしているのを見ますが、なんだかオンラインのゲームみたいで、どうしてわざわざ仮想現実の中で仕事をするのか・・・。

昨年zoomで音楽の仕事をしましたが、zoomの仕様なのか何か所かをつなぐとマイクが音を拾ったところ以外の音が聞こえなくなり、苦労しました。

zoomでも微妙な表情の変化とか、息づかいとか、その場の空気感を伝えるのは難しいと思っているのに、仮想空間内で作られたキャラクターで会議、どこまで伝わるんでしょうか・・・。

仮想空間はドラえもんのどこでもドアにはなりえないと思っています。

 

 

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近くの公園のクヌギは枝が白っぽく輝いていました。

寒いけれど、この凛とした空気が心地よくて、冬は好きな季節です。