Forest & Music

森と音楽

今の姿から過去の姿、未来の姿を考える

先日、森を歩いていた時、突然「森を読める人になりたい」と思いました。

「森を読む」とは、森の中に生えている植物、樹木などから今の森の状態を知る、そしてその前の過去の姿に思いを馳せる、そして、今の森がどのような森になっていくのか、未来の姿を考える、という、今からかつての姿や将来の姿を考えてみるということです。

 

そこには人の存在、気候、色々なものが加味されて、かつて人が入って使われていた痕跡、なぜこのように使われていたのかその当時の文化を思い描く、そして、今の人の関わりの状況から、今後、この森がどのようになっていくのか考えてみるということです。

 

植物の名前を知っていると、その植物がどのような環境を好むのか、湿ったところが好きなのか、乾いたところが好きなのかなどが見えてきます。その森全体の性格が少しわかるような気がします。

森といっても単純ではなく、中に水の流れがあったり、湿地があったり、尾根があったり、植林された部分があったり、複雑な要因が絡み合ってその森が出来上がっているわけですが、森を知るということは、ガイドなどではそこまで踏み込んで伝えず意識されていないけれど、大切なことではないかなと思っています。

 

いつかそのことを森と音楽の中で続けていけたらと思っています。